ページコンテンツ
ローカライゼーション
言語、通貨単位、日付の書式などの地域や国に合わせることをローカライゼーションと言います。最近のソフトウェア、アプリでは、最初から多言語、多地域に対応するように作られていることが多くなっています。これを、国際化(internationalization)と言います。大抵のLinuxもインストール時に言語を選択をできるようになっています。
ロケール
ロケールと言い、地域情報(ロケール)に従って表示言語や表示書式を変更できるようになっています。ロケールは、メッセージの出力言語、通貨、日時のフォーマットなどのカテゴリに分かれています。
ロケールの主なカテゴリ
カテゴリ | 説明 |
---|---|
LC_CTYPE | 文字の種類やその比較・分類の規定 |
LC_COLLATE | 文字の照合や整列に関する規定 |
LC_MESSAGES | メッセージ表示に使用する言語 |
LC_MONETARY | 通貨に関する規定 |
LC_NUMERIC | 通貨の書式に関する規定 |
LC_TIME | 日付や時刻の書式に関する規定 |
LC_ALL | 全てのカテゴリに設定する規定 ※全カテゴリが反映される |
LANG | 全てのカテゴリに設定する規定 ※デフォルト値として反映されるが、カテゴリ個別に設定も可能 |
メッセージは日本語、日付フォーマットは英語表記、通貨はドルと言った設定も可能です。
主なロケール名
ロケール名 | 説明 |
---|---|
C,POSIX | 英語 |
ja_JP.utf8 | 日本語/Unicode |
ja_JP.eucJP | 日本語/EUC-JP |
ja_JP.shiftJIS | 日本語/ShiftJIS |
en_US.utf8 | 英語/Unicode |
ロケール名の書式は次の通りです。
言語名_国家もしくは地域名、文字コード
localeコマンドにて設定されたロケールを確認
localeコマンドにて、現在、設定されたロケールを確認することができます。オプションなしでlocaleコマンドを実行すると、現在設定されているLANG、LC_*変数を核にできます。
locale [オプション]
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-a | 設定可能なロケールを表示 |
-m | 利用できる文字コード一覧 |
一時的にロケールを変更することも可能です。「変数名=ロケール名」をコマンドの前に置きます。
環境設定、管理関連のコマンド
- date システム時間を参照
- id ユーザ名、ID、グループ名を確認
- groups 所属グループを確認
- hostname ホスト名の表示、変更
- export 環境変数を設定
- setenv 環境変数を設定
- printenv 設定されている環境変数を確認
- env 設定されている環境変数を確認
- set シェル変数を表示、設定
- source シェル環境設定ファイルを読込
- stty キー割当、画面設定などの端末環境を表示、設定
- unset 環境変数、シェル変数を削除
- unnsetenv 環境変数、シェル変数を削除
- newgrp 別のグループとして利用
- iconv 文字コードを変換
関連記事
最近の記事
Linux以外のIT技術については、下記サイトにアクセスしてください。
気まぐれSE研究所(https://www.se-lab.yokohama/)