CenOS7、Java11(OpenJDK11) 、Tomcat9 インストール

投稿者: | 2020年10月4日

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概要


CenOS7に、Java11(OpenJDK11) 、Tomcat9 をインストールする手順を纏めています。最終的には、WordPressをインストールするための前段階となる手順です。

Java11(OpenJDK11)インストール


yumを利用してJava11(OpenJDK11)をインストールします。
※2022/01/01時点では、Java19が最新です。CentOS7のデフォルトのyumでインストールできるのが、Java11でしたので、Java11で執筆しました。

yum install java-11-openjdk

疎通確認のためバージョンを確認します。

java -version

下記の様にバージョンが確認されればOKです。

openjdk version “11.0.8” 2020-07-14 LTS
OpenJDK Runtime Environment 18.9 (build 11.0.8+10-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.8+10-LTS, mixed mode, sharing)

Tomcat9インストール


最新のTomcatを下記サイトで確認します。

wgetにて最新のTomcatを取得します。
※本記事を作成した時点では、Ver9.0.38が最新版でした。

wget http://ftp.riken.jp/net/apache/tomcat/tomcat-9/v9.0.38/bin/apache-tomcat-9.0.38.tar.gz

https://tomcat.apache.org/download-90.cgi

Tomcat資材を展開します。

tar zxvf apache-tomcat-9.0.38.tar.gz

Tomcat展開先ディレクトリを移動します。

mv apache-tomcat-9.0.38 /usr/local/

vi /etc/sysconfig/tomcat

JAVA_HOME=/opt/jdk-11.0.8
CATALINA_HOME=/usr/local/apache-tomcat-9.0.38 CATALINA_PID=/var/run/catalina.pid

source /etc/sysconfig/tomcat

Tomcat起動


Tomcatの下記シェルを実行し、Tomcatを起動します。

/usr/local/apache-tomcat-9.0.38/bin/startup.sh

Tomcatポート(8080)を開放


Tomcatの動作確認のため8080ポートを開放します。

iptablesの設定ファイルを開きます。

vi /etc/sysconfig/iptables

8080ポートを開放する下記設定を追加します。

-A INPUT -p tcp -m tcp –dport 8080 -j ACCEPT

iptablesを再起動します。

service iptables restart

Tomcat起動確認


Webブラウザにて下記URLを入力し、Tomcatの管理画面が表示されることを確認します。

http://[サーバ]:8080/

下記画面が表示されればTomcatは起動しています。

Tomcatの起動確認ができたら、セキュリティ観点の都合、iptablesの8080ポート開放設定を閉じます。

Tomcatユーザ作成


ログインできないTomcatユーザを作成するために、/sbin/nologinのユーザを追加します。

useradd -s /sbin/nologin tomcat

Tomcatサービス作成


Tomcatのサービスを作成します。

vi /etc/systemd/system/tomcat.service

編集後記


Tomcat10がリリースされていますので、今後はTomcat10のインストール手順でも記事を作成したいと思います。

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