ページコンテンツ
用途
jobsにてバックグラウンドジョブ（実行中のジョブ）を表示します。
ジョブとは
ジョブとは、ユーザがコマンド、プログラムをシェル上で実行するひとまとまりの処理単位です。ジョブは、フォアグラウンド、バックグラウンドで実行されます。複数コマンドをパイプでつないで実行したものも一つのジョブになります。
構文
jobs [オプション]
フォアグラウンドでジョブ
フォア グラウンドでジョブが実行されていると、キーボードからの入力はジョブに連携されます。ジョブが終了するまでは、シェルは他の作業ができなくなります。
バックグラウンドジョブ
処理時間がかかるジョブは、バックグラウンドで実行することで、ジョブ終了を待たずに、シェルを利用することができます。
コマンド &
フォアグラウンド とバックグラウンドの切り替え
現在実行中のジョブのモードを変更するには、bgコマンド、fgコマンドを利用します。
bgコマンド
フォアグラウンドで実行中のジョブをバックグラウンドに切り替えるには、Ctrl+Zでジョブを一時停止（サスペンド）させ、ジョブ番号をbgコマンドの引数にして実行します。
fgコマンド
バックグラウンドで実行中のジョブをフォアグラウンドに切り替えるには、fgコマンドを利用します。 ジョブ番号をfgコマンドの引数にして実行します。
実行結果の見方
[]内の数値はジョブ番号で、ジョブが開始されると順番に付与されます。ジョブの後ろの「+」は実行中、「-」h
| 記号 | 用途 |
|---|---|
| []内の数値 | ジョブ番号で、ジョブが開始されると順番に付与されます |
| + | 実行中 |
| – | 直前に実行されたジョブ |
| [Stopped] | 一時停止中 |
| [Runnning] | バックグラウンドで実行中 |
オプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -l | プロセスIDも表示 |
| -n | 前回通知されてからステータスが変わったジョブのみ表示 |
| -p | プロセスIDのみ表示 |
ジョブ、タスク管理の関連コマンド
- jobs バックグラウンドジョブを表示
- kill プロセスを終了
- ps プロセス監視
- nice コマンド実行時の優先度を指定
- top 実行中プロセスをリアルタイムで監視
- nohup ログアウト後もプログラムを実行
関連記事
最近の記事
- CentOS7 最小構成でインストール後のネットワーク設定
ページコンテンツ 概要 CentOS7では、最小構成でインストールした直後… 続きを読む » - CenteOS7にYumを利用してGitサーバをインストール
ページコンテンツ 概要 勉強がてらにコーディングしたソースが多くなってきた… 続きを読む » - yum update後 systemctl restart nginx.serviceにて「Can’t open PID file /var/run/nginx.pid (yet?) after start: Too many levels of symbolic links」エラー発生
ページコンテンツ エラー内容 yum update後 systemctl … 続きを読む » - CentOS7 Cronが使えない
ページコンテンツ CentOS7への切り替え CentOS6のサポート期限… 続きを読む » - CenOS7、Java11(OpenJDK11) 、Tomcat9 インストール
ページコンテンツ 概要 CenOS7に、Java11(OpenJDK11)… 続きを読む »
Linux以外のIT技術については、下記サイトにアクセスしてください。
気まぐれSE研究所（https://www.se-lab.yokohama/）