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用途
コマンドラインにてメール送信と確認を行うにはmailを利用します。
構文
mail [-s 題名] [宛先メールアドレス or ユーザ名]
CentOS7での注意点
CenteOS7では、デフォルトでmailコマンドはインストールされていないので、yumコマンドにてインストールします。
yum install -y mailx
MATにpostfixを設定
postfixを事前にインストールしておく必要があります。
yum install postfix
postfixをMATに設定
alternatives –config mta
MATの設定を確認します。
ls -l /etc/alternatives/mta
下記の通りpostfixにシムリンクが張られていることを確認します。
/etc/alternatives/mta -> /usr/sbin/sendmail.postfix
CentOS起動時にpostfixが自動起動するように設定します。
systemctl enable postfix
GMailへ送信するためにPostfixのSMTP認証で利用するCyrus SASLライブラリをインストールします。
GMailは587ポートを利用しているので、postfixで587番ポート経由でSMTP認証が使用できるように設定変更をします。
yum install cyrus-sasl-plain cyrus-sasl-md5
Postfixのmain.cf設定ファイルの編集をviにて行います。
vi /etc/postfix/main.cf
main.cf設定ファイルの末尾に下記設定を追加します。
# gmail
relayhost = [smtp.gmail.com]:587
smtp_use_tls = yes
smtp_tls_CApath = /etc/pki/tls/certs/ca-bundle.crt
smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl_password smtp_sasl_tls_security_options = noanonymous smtp_sasl_mechanism_filter = plain
以下のファイルにgmailのアカウントを記述します。
vi /etc/postfix/sasl_password
中継先SMTPアドレス:ポート 認証ユーザ名:パスワード の書式で記述します。
[smtp.gmail.com]:587 <gmail_address>:<password>
パーミッションの変更
chmod 600 /etc/postfix/sasl_password
dbファイルを作成します。
postmap hash:/etc/postfix/sasl_password
postfixを再起動します。
systemctl restart postfix
テストメールを送信してみます。
echo bodymsg | mail -s subject xxxxx@gmail.com
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