at 1回限りの実行スケジュール

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用途


atにて1回限りの実行スケジュールを実行します。

構文


at [オプション]

at [-f ファイル名] 日時

atコマンドは、対話形式で指定します。日時を入力すると入力モードになります。Ctrl+Dキーでコマンド入力を終了します。

オプション


オプション説明
-d ジョブ予約中のジェクトをジョブ番号で指定して削除
同様の動作を行うコマンドとして「atrm」がある
-l予約中のジョブを表示
同様の動作を行うコマンドとして「atq」がある
-fコマンドを記述したファイルを指定

atのアクセス制御


atコマンドを利用するユーザを制限することができます。下記ファイルの順で制限制御を行います。

  1. 「/etc/at.allow」があれば、記載されているユーザのみatを利用できる
  2. 「/etc/at.allow」がなければ、「/etc/at.deny」を参照し、記載されていない全てのユーザでatを利用できる
  3. どちらのファイルもなければ、rootだけがatを利用できる

デフォルトでは、空の 「/etc/at.deny」 があり、全てのユーザがatを利用できます。

cronとの違い


cronが定期的なジョブの繰り返しに対し、atは一回限りのスケジュール実行となります。

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